
オーストラリア野球〜オーストラリア⑥
私が高校生の時第一回WBC(ワールドベースボールクラシック)が開催された。
それを知り、私はメジャーの選手名鑑を買った。
私の海外への興味をより一層強くしたのがこの大会だった。
アメリカや中南米はもちろん、中国、南アフリカ、オランダ、イタリア。そしてオーストラリア。
世界各国で野球がプレーされていることがわかった。
これをきっかけに海外の野球にどっぷりとハマっていく。
さて、今でこそABL(オーストラリアンベースボールリーグ)という
プロリーグがあり日本のプロ選手も参加しているほどのオーストラリア野球だが、
当時はABL誕生の直前、野球はマイナースポーツだった。(今もかな?)
私が最初に住んだタウンズビルは人口およそ10万人。
野球チームは2チームしかなかった。(日本なら草野球、クラブチームとか合わせてもっともっとあります)
電話帳で見つかった「Rebels」というチームに連絡をとり(とってもらい)
チームの人に迎えにきてもらい週末に試合に参加した。
街から離れた公園の一角にグラウンドがあった。
外野にフェンスはないが、バックネットはあるし芝もきちんと刈られていた。
ここで毎週末「Indians」というもう一つのチームと試合をした。
レベルは決して高くない。日本で全く実績のない私でも活躍できた。
タウンズビルに少年野球チームはないので、別の街で野球をやっていた人と
タウンズビル生まれで素人同然の人が混在していた。
でもそんな中にもめっちゃ上手いショートがいたり(アメリカ人)、
物凄い球の速い専門学生がいたりした。(その後渡米してマイナーリーガーになった😳)
日本以外でプレーする経験ができたことも良かったが、
野球を通じて多くの友人ができたことが凄く嬉しかった。
語学の話になるが、語学学校のクラスメイトには地元の人は居ないわけで
英語も母国語でない者同士で話していることが多い。(それでも充分勉強になるが。)
ホームステイ先や学校の先生以外でネイティブと話すことは意外と少ない。
そんな中毎週末地元の人たちと野球をし、
チームメイトの家に遊びに行ったり、一緒に出かけたりすることは
ただの語学留学ではできないことだったのかもしれないと思う。
語学学校に通っている約4ヶ月の間、野球を続けた。
最初の1ヶ月を終え、ホームステイからシェアハウスへの引っ越しをすることになったのだが、
次回はそれについて。
-続く-
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